日米のロールプレイングゲームと雇用形態について思ったこと
もともとゲームはそれほどやらないのだが、少し前PlayStationでPS4用ドラクエ1がセールだったので、買って何十年ぶりかにプレイした。(ドラクエは、昔会社の寮でいっしょだったゲーマがファミコンでやってたのを借りてやったことがある程度。)
そして思い出したのは、それより前に、古い(OSXになる前の)Macintoshでやっていた、RPGの元祖「ウィザードリー」のこと。
Wizardry : Proving Grounds of the Mad Overlord (Macintosh port)
米国産RPGのウィザードリーは、最初から複数人のパーティー(チーム)を組んで、チームで行動する。チームは戦士や魔導士などで編成され、それぞれ役割分担により、担当する「仕事」が違う。(たとえば戦士は武器による戦闘、魔導士は呪文をとなえて戦闘や治療など。)
いっぽう国産RPGのドラクエ1は(その後のシリーズはやったことないのでしらないが)、基本主人公一人で行動し、武器による戦闘も、呪文(経験値があがると使える呪文が増える)による戦闘も、一人で担当する。
これって、欧米の会社の雇用形態がジョブ型(役割/仕事の内容を明確化し雇用)が多く、日本の会社の雇用形態がメンバーシップ型(雇用に際し役割/仕事の内容は明確ではなく、とりあえず組織に属していることが重視)が多いことと、呼応しているように思えて、なんか面白いなと思った。
メンバーシップ型雇用とは?ジョブ型雇用との違いやメリット・デメリット、移行すべきかを解説 – あしたの人事オンライン
その他のRPGは、欧米産も国産もよく知らないが、たしか最近のFFは(子供がやってるのを横目で見たことある程度では)、パーティー組んで行動するが、役割分担は特になく、たんに数人の仲間でつるんで行動するだけったと記憶している。
やっぱRPG含めニッポンの文化には、もともと「役割分担/仕事の明確化」という発想が希薄なのだろうか、、?
一人で何でもこなすドラクエ1の主人公は、IT界隈では今でいう「ひとり情シス」なんですかね。。